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 Japan Academic Society of Wind Music

第28回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 academy28

演奏部門/大井 剛史

大井剛史

●推薦理由●
日本を代表する吹奏楽団の1つである東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者、この他にも国内主要のオーケストラやバレエ、オペラなどを指揮し注目を集め、多彩なレパートリーとその誠実な指揮でいずれも高い評価を得ている。

●プロフィール●
1974年生まれ。17歳より指揮法を松尾葉子氏に師事。東京藝術大学指揮科を卒業後、1999年同大学院指揮専攻修了。若杉弘、岩城宏之の各氏に指導を受ける。1996年安宅賞受賞。スイス、イタリア各地の夏期講習会においてレヴァイン、マズア、ジェルメッティ、カラプチェフスキーの各氏に指導を受ける。2000年~2001年、仙台フィルハーモニー管弦楽団副指揮者。2007年~2009年、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団にて研修。2008年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで第2位入賞。2009年~2016年ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(現・千葉交響楽団)常任指揮者、2009年~2012年山形交響楽団指揮者、2013年~2017年同正指揮者を歴任。現在、東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者。このほかほとんどの国内主要オーケストラを指揮し、多彩なレパートリーとその誠実な指揮でいずれも高い評価を得ている。オペラの分野では、在学中より新国立劇場、東京二期会などのオペラ公演で副指揮者を務め、2002年「ペレアスとメリザンド」(ドビュッシー)を指揮しデビュー、以降多くのオペラ作品を指揮するほか、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(バーンスタイン)も指揮。バレエの分野では「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)などで新国立劇場バレエ団の公演を度々指揮、国内を代表するバレエ団やダンサーが一堂に会した「NHKバレエの饗宴」でも指揮を務めた。さらに、小松原庸子スペイン舞踊団や、野村萬斎、花柳壽輔、井上八千代といった日本舞踊界の名手たちと共演するなど、幅広い舞台芸術分野で活躍している。東京藝術大学音楽学部器楽科非常勤講師(吹奏楽)。尚美ミュージックカレッジ専門学校客員教授。

作・編曲部門/飯島 俊成

飯島俊成

●推薦理由●
吹奏楽委嘱作品をはじめ、室内楽やアンサンブルのための作編曲、管弦楽のための編曲の他、邦楽器のための作品やパントマイムと音楽のコラボレーション作品等、様々な作品を手掛ける。また21世紀の吹奏楽「響宴」実行委員として、これまで吹奏楽の普及・発展に貢献されてきた功績を称え授賞の運びとなった。


●プロフィール●
1960年東京生まれ。国立音楽大学大学院修士課程修了。作曲を間宮芳生氏、田中利光氏に、作曲理論を島岡譲氏に師事。また大学時代は手ほどき程度ではあるがパイプオルガンを吉田実氏に師事。東京コンセルヴァトアール尚美(現、尚美ミュージックカレッジ専門学校)専任教官を経て現在フリー。21世紀の吹奏楽実行委員。“響宴”に第1回から深く関わる。

制作部門/株式会社東京ハッスルコピー 

株式会社東京ハッスルコピー

●推薦理由●
レコーディング・テレビ・舞台・オーケストラなど多方面において幅広いジャンルの楽譜を制作・出版を行っている。またテレビ朝日「題名のない音楽会」やスタジオ録音、全日本吹奏楽コンクール課題曲も手掛けている。

●プロフィール●
1973年創業。写譜(パート譜の製作)や浄書(出版譜の版下製作)を中心に、各メディアの音楽番組、各種コンサート、録音等で使用される楽譜製作を通し、作・編曲家と多方面の演奏者を繋ぐ重要な役割を担っている。また、業務上学び得た知識を活用し、様々な音楽制作及び企画を通じ音楽文化に貢献し今日に至る。2012年に事業内容の拡大とともに音楽出版部門を設立。吹奏楽・オーケストラ・ビッグバンド・アンサンブル・合唱・ピアノ・邦楽・教則本など、幅広い分野の楽譜・書籍を出版。特に吹奏楽の分野では「バンド維新」をはじめとする邦人作曲家の新作出版に意欲的に取り組んでおり、現代音楽・ポップス音楽といったジャンルの垣根を越えて、多くの作品を世に送り出している。

啓発部門/広岡 徹也

広岡徹也

●推薦理由●
国内外におけるマーチングバンド・バトントワーリングの研究を行い、新たな音楽表現を確立し、日本におけるマーチングバンド・バトントワーリングの第一人者として、現在のマーチングバンドスタイルの礎を築いた。長年にわたり、音楽教育の中で吹奏楽・マーチングバンド・バトントワーリングの普及・発展に尽力されてこられた。

●プロフィール●
1956年 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。関東学院中学校高等学校奉職。
1957年 神奈川県吹奏楽連盟常任理事として吹奏楽普及活動を行なう。
1960年 警視庁音楽隊。岡林新太郎氏に行進、指揮法を師事。
1964年 東京オリンピック前夜祭にて小学生2,800人の入場行進を指導、行進指揮を行う。
1967年 日本パレードバンドアソシエイションを結成。
    横浜市内の小学校のマーチングバンド指導に尽力。
1970年 大阪万博に於いて水上ステージショーの演技指導、演出を行う。
1975年 アメリカミシガン大学、ジョージ・キャベンダー教授にマーチングバンド指導法を師事。
     15,000人のミシガン地区オールハイスクールマーチングバンドの合同演奏でゲストコンダク
     ターとしてマーチの演奏の指揮をする。
1976年 アメリカパドゥー大学夏期マーチングバンドキャンプでアルライト教授の指導を受ける。
1977年 ヨーロッパのバンド活動視察スイス、イタリア、ドイツ、イギリスを訪問。
1985年 全日本マーチングバンド・バトントワーリング連盟理事長就任。
1988年 東南アジアのマーチングバンド活動視察。
1997年 日本マーチングバンド指導者協会副会長就任。
1998年 神奈川ゆめ国体にてマーチングバンド集団演技の指揮をする。
2002年 香港マーチングバンド協会オナーディレクター就任。
2009年 日本マーチングバンド・バトントワーリング協会が一般社団法人化され顧問就任。
2013年 一般社団法人日本マーチングバンド協会顧問就任。
    現在に至る。
◇著書
「マーチングバンド・ドリル教本」全3巻
「最新吹奏楽講座」の編集委員としてマーチングバンド編を執筆(音楽之友社)。

特別部門/一般社団法人全日本吹奏楽連盟

一般社団法人全日本吹奏楽連盟理事長 一般社団法人全日本吹奏楽連盟ロゴ

●推薦理由●
これまで80年の長きに渡り、日本の吹奏楽及び管・打楽器による音楽の普及と向上のため、吹奏楽コンクール・アンサンブルコンテスト・マーチングコンテストや指導者の育成・講習会などを実施してこられ、我が国の芸術文化の発展に多大なる貢献をされた功績を称え授賞の運びとなった。

●プロフィール●
1939年11月に設立、1973年4月社団法人化、2013年4月に一般社団法人へ移行し、現在に至る。発足当初は、約1,000団体の加盟団体数だったが、現在では約14,000団体となっている。アマチュアの吹奏楽団を加盟団体に持ち、吹奏楽及び管・打楽器による音楽の普及・向上を図り、芸術文化の発展に寄与することを目的としている。特に吹奏楽曲の開発には力を入れており、吹奏楽コンクールの課題曲を毎年出版している。課題曲は公募により広く一般の人々を対象に募られ、作曲界の登竜門のひとつとも言われている。また、公募だけではなく既に作曲家として実績のある活動をしている方にも委嘱し、作曲界に吹奏楽という領域の拡大をもたらしている。連盟が行う事業の中で、最も歴史があり規模の大きな事業に吹奏楽コンクールがある。1940年に始まり、第2次世界大戦で一時中断の後、1956年に再開し現在まで継続して実施している。全国で1万を超える団体が参加し、府県大会・支部大会を経て全国大会に出場している。連盟創立50周年を記念し、1988年より開催しているマーチングコンテストは、「コンサートバンドがそのまま演奏しながらパレードしよう」というコンセプトのもと、2017年度には30回目を迎え、毎年大阪城ホールに訪れた満席の聴衆を楽しませている。また、小学校バンドフェスティバルは、小学校バンドの振興を目的に1982年より開催され、座奏、マーチング、それらを融合したものなど、さまざまな形態での参加がある。年度末に開催しているアンサンブルコンテストは、3人から8人までの管打楽器編成による室内楽のコンテストである。1978年より開催し、この3月に41回を数えた。今年、全日本吹奏楽連盟は80周年を迎える。今まで以上に、より一層、吹奏楽の普及・発展を目指している。

過去実績

第32回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第31回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第30回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第29回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第28回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第27回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第26回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第25回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第24回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第23回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第22回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第21回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第20回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第19回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第18回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第17回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第16回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第15回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第14回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第13回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第12回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第11回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第10回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第09回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第08回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第07回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第06回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第05回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第04回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第03回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 

第02回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第01回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

一般社団法人日本管打・吹奏楽学会

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