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 Japan Academic Society of Wind Music

第20回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 academy20

演奏部門/浜中 浩一

濱中 浩一 

●推薦理由●
永年にわたってNHK 交響楽団首席奏者として活躍し、常に日本のクラリネット界の先頭に立って新しい刺激を与え続けてきた。昨年度でクラリネット人生が50 周年を迎え、現在も演奏会等に出演し、その存在の大きさを知らしめている。

●プロフィール●
1937年生まれ。東京藝術大学を首席で卒業。在学中に第28回日本音楽コンクール優勝。60年、NHK交響楽団に入団。56〜 62年、フルートの小出信也氏らとアウロス五重奏団を結成し、管楽器による室内楽で新風を巻き起こす。62年渡仏し、ジャック・ランスロ氏に師事。64年フランス国立ルーアン音楽院にてクラリネットで最高栄誉賞を得て卒業。フランス国立ルーアン歌劇場管弦楽団と契約。69年帰国後はN響首席奏者として復帰し、56歳の定年まで24年間その重職を全うする。功績により有馬賞受賞。89年にはイギリスで出版「今日のクラリネット巨匠達〜世界55人」に紹介される。ソロ・室内楽、CD録音と多彩な活動を展開し、日本を代表する名演奏家として活躍。国立音楽大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学・大学院、尚美学園ディプロマコース等で後進の育成に尽力し、幾多の逸材を輩出。現在、尚美学園大学大学院教授。日本クラリネット協会名誉会長。

演奏部門/ヤマハ吹奏楽団

ヤマハ吹奏楽団

●推薦理由●
昨年度、50周年を向かえ、社会人によるアマチュア吹奏楽団の普及・啓発、また、たくさんの邦人作曲家による、委嘱作品の発表、更には地域に根ざすことは勿論、世界に根ざした音楽活動と様々な活躍をされた。

●プロフィール●
現在80名で活動するヤマハ吹奏楽団は創立50周年を迎え、「記念特別演奏会」をサントリー大ホールで開催したり、新装あらたになったGINZAヤマハホールで「アンサンブルと室内楽の夕べ」、そして地元浜松でも「第44回定期演奏会」を記念行事として開催し、好評を博す。また、委嘱作品にも積極的に取り組み、委嘱曲数は57曲を数える。また、地元に根ざした活動にも力をそそぎ、「浜松祭りパレード」、「浜松駅前プロムナードコンサート」に出演するほか、海外公演にも積極的に取り組みアメリカ、カナダ、台湾、韓国などで音楽文化特使として国際交流を図っている。こうした活動に対し、静岡県から「静岡文化奨励賞」を受賞。


作・編曲部門/田嶋 勉

田嶋 勉

●推薦理由●
吹奏楽をはじめ、様々な分野での作曲活動を行いながらも、学校教師として、第1回文部科学大臣優秀教員表彰受賞、全日本吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれるなど、教員と作曲家と素晴らしい実績をあげている。

●プロフィール●
1961年9月1日、千葉県柏市生まれ。ピアノを笠井一郎、作曲理論を飯島英嗣、作曲を浦田健次郎の各氏に師事。東京音楽大学、上越教育大学大学院修了。第12回文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞、第1回文部科学大臣優秀教員表彰受賞。作曲集団「風の会」、日本音楽教育学会各会員。柏市立柏高等学校教諭、同吹奏楽部顧問。〈主な作品〉EPICUS(ウィンドアート出版)、詞花集(ピアノのための50の小品、未出版)、アンコール(バンドジャーナル2010年1月号付録)、遠き花火(柏市立柏高校吹奏楽部委嘱作品)、WISH、エアーズ、ピッコロマーチ、汐風のマーチ(全日本吹奏楽連盟課題曲)、おねがい!ジュウケーキ(住警器普及促進ソング)、鳳雛そして鳳凰へ(専修大学松戸高等学校委嘱作品)。


作・編曲部門/福島 弘和

福島 弘和●推薦理由●
吹奏楽をはじめ、様々な分野の作曲活動を展開、全日本吹奏楽コンクール課題曲をはじめ、21世紀の吹奏楽“響宴”においては下谷賞受賞、と素晴らしい実績をあげている。

●プロフィール●
東京音楽大学卒業 同大学研究科修了。オーボエを浜道晁、作曲を有馬礼子の各氏に師事する。現在、吹奏楽やオーケストラなど作編曲活動をする。また、演奏にパフォーマンスやコメディーを加えたアンサンブルポアールで演奏活動をする。1999年朝日作曲賞、2003年下谷作曲賞。2007年下谷奨励賞など受賞する。楽譜は各出版社から出版レンタルされていて、それらの曲のCDも多数販売されている。2001年国民文化祭、2008年全国高校総合文化祭の創作音楽を手掛けている。21世紀の吹奏楽「響宴」会員。


研究部門/長松 正明

長松 正明●推薦理由●
永年、クラリネット・サックスにおけるマウスピースにおける研究・開発をし、マウスピースメーカーで「研究所」と付くのはここだけ。独特の設計理論で特許を取得しており、非常に密度の高く、繊細なマウスピースを開発している。

●プロフィール●
昭和39年東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。クラリネットを三島勝輔氏、千葉国夫氏に師事。群馬交響楽団、山口巌とミッドナイトスターズ、長松正明とジャストフレンズ等を経えて現在長松管楽器研究所主宰。クラリネットとサクソフォーンのマウスピースとリガチャーの製作、リード用ダンチクの栽培研究を20年近く行っている。趣味はスピーカー工作。著書『リード製作機器と周辺技術』(日本管打・吹奏楽学会発刊)。日本管打・吹奏楽学会会員、日本クラリネット協会会員。日本クラリネット協会賞受賞。

啓発部門/テレビ朝日「題名のない音楽会」

題名のない音楽会

●推薦理由●
ジャンルにとらわれない上質な音楽をテレビから発信し、音楽の楽しさや素晴らしさを伝える活動や、クラシック界の大御所から未来の担い手たちまで多彩なゲストによる演奏と、その演奏をより楽しむため、公開録画で収録されることから、多くの方々に本物の音楽と直接ふれあう機会を行ってきた功績、更には2009年に「世界一長寿のクラシック音楽番組」としてギネス・ワールド・レコーズに記録認定を受けた。

●プロフィール●
「題名のない音楽会」は1964年にスタートした音楽番組で、クラシックからポップスまで、ジャンルを問わず上質な演奏とトークで進行します。現在は指揮者の佐渡裕が司会を務め、「ページを1枚めくる」をキーワードに、楽曲をさらに掘り下げ、そして視聴者の皆さんにもっとこの先を知りたいという好奇心を持って頂くことを目指しています。2009年5月「世界一長寿のクラシック音楽番組」としてギネス世界記録に認定されました。 〈その他受賞暦〉第33回 放送文化基金賞 個人・グループ部門 放送文化 制作スタッフ  日本民間放送連盟賞 特別表彰部門 青少年向け番組 優秀賞  第14回日本プロ音楽録音賞 優秀賞(第11回最優秀賞、12回優秀賞受賞)

特別部門/株式会社音楽之友社 バンドジャーナル

バンドジャーナル

●推薦理由●
昨年度50周年を向かえ、管打・吹奏楽の雑誌といえば「バンドジャーナル」というほど、管打楽器及び吹奏楽に密着した雑誌である。昨年度10月号には、バンドジャーナルの特別企画として、50年前に発売した、バンドジャーナル創刊号を付録にし、当時の雑誌を再現したり、50年を語る企画など、吹奏楽の歴史を語ってくれた。

●プロフィール●
『バンドジャーナル』は、1959年10月創刊の吹奏楽の月刊誌で、昨年創刊50周年を迎えました。読者は個人・団体を含めた吹奏楽愛好者、管・打楽器の愛好者が中心ですので、読者に向けて有益な情報(楽器が上達するためのノウハウや楽器・周辺グッズ情報など)、バンド活動の参考になる役立つ記事、各種大会やコンクール、イベントなどの紹介記事、さらにはさまざまなニーズに応えた付録楽譜などを幅広く掲載しています。常に最新の動きをチェックしつつ、読者が少しでも意識を持ってバンド活動を続けてほしいというのが雑誌の願いでもあります。これからも、読者とともに吹奏楽を盛り上げるべく、吹奏楽界唯一の専門誌として信頼される雑誌作りを続けていきます。

過去実績

第32回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第31回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第30回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第29回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第28回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第27回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第26回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第25回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第24回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第23回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第22回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第21回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第20回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第19回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第18回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第17回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第16回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第15回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第14回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第13回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第12回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第11回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第10回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第09回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第08回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第07回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第06回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第05回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第04回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第03回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 

第02回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第01回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞


一般社団法人日本管打・吹奏楽学会

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