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 Japan Academic Society of Wind Music

第21回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 academy21

演奏部門/佐渡 裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

佐渡 裕シエナ・ウインド・オーケストラ      

●推薦理由●
1990年若手奏者によるプロ吹奏楽団として結成、2002年佐渡裕氏を主席指揮者に迎え、楽団と聴衆が一体となった演奏形態を取り入れたり、CD、DVD制作にも積極的に取り組み、吹奏楽界に新風を吹き込んだ。最近ではTV等マスコミへも活躍の場を拡げ、芸術性とポピュラリティのバランス良い活動が高く評価されている。昨年20周年を迎え、今後更なる活躍が期待される。

●プロフィール●
佐渡裕:故レナード・バーンスタイン、小澤征爾に師事。現在ドイツ、フランス、イタリアなどを中心に世界中のオーケストラを多数指揮。2010/2011年シーズンは新たに、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビュー予定。国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者も務める。「題名のない音楽会」(テレビ朝日系列局/毎週日曜日9:00放送)としても人気を集めている。
公式ホームページ:http://www.maido39.net/youyouyou/index.html
オフィシャルファンサイト:http://yutaka-sado.meetsfan.jp

シエナ・ウインド・オーケストラ:1990年に結成されたプロフェッショナルのウインド・オーケストラ。現在、文京シビックホールを拠点に演奏活動をしており、定期演奏会のほか全国各地での音楽祭やイベントへの参加、また音楽鑑賞教室等の青少年育成事業等への出演、また管楽器の特色を生かした多様なアンサンブルユニットによるコンサートや管楽器クリニック等を積極的に展開しており、日本を代表するウインド・オーケストラとして、国内吹奏楽愛好家の先頭に立つフラッグシップオーケストラとして高い人気を誇っている。2002年より佐渡裕を首席指揮者に擁し、また金聖響、下野竜也をはじめとする世界トップレベルの実力派指揮者を客演に迎えている。最近ではNHK「スタジオパークからこんにちは」「クラシック倶楽部」やテレビ朝日系列「題名のない音楽会」等に出演するなど、各メディアからも注目される存在となっている。また、2010年10月から東京都文京区と事業提携を結び、これまでの幅広い演奏活動とともに地域と密着した活動も積極的に展開している。CDでは「ブラスの祭典」「ブラスの祭典2」「ブラスの祭典3」「リード!リード!!リード!!!」、「ジョン・ウィリアムズ吹奏楽ベスト!」「バーンスタイン・オン・ブラス」ディズニーオフィシャル吹奏楽CD「Disney on Brass」「THE BEST シエナ」「アルメニアン・ダンス〈全曲〉」「ガーシュウィン&コープランド〜アメリカン・アルバム」「THE刑事☆究極の刑事ドラマ・テーマ集」「サッカー・オン・ブラス」「吹奏楽と合唱の祭典」が、またDVDでは「ブラスの祭典ライヴ2004」「アフリカン・シンフォニー《ブラスの祭典ライヴ2006》」「バーンスタイン・ガラ 熱狂ライヴ!」があり、いずれも大きな話題を呼んでいる
シエナ・ウインド・オーケストラ オフィシャルHP:http://www.sienawind.com/

作・編曲部門/八木澤 教司

八木澤 教司

●推薦理由●
日本国内問わず、外国でも幅広く吹奏楽に於ける作曲を発表。また吹奏楽だけでなく、オーケストラ、室内楽、合唱、邦楽など幅広く手がけている。2011年に開催されるシンガポール・ユース・フェスティバル(吹奏楽コンクール)の課題曲の委嘱を受けるなど、更なる国際的な活動展開が注目を集めている。

●プロフィール●
武蔵野音楽大学作曲学科卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了後、研究員として二年間の研鑽を積む。吹奏楽曲の代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国でも幅広く親しまれている。又、中学生のためのクラス合唱曲として書いた『あすという日が』はNHK「歌謡コンサート」など多くのメディアで放送されている。これまで全国植樹祭、国民体育大会、全国高等学校総合体育大会の音楽、そして2010年に開催された“ゆめ半島千葉国体”では式典音楽総合監督を務めた。2011年はシンガポール政府より吹奏楽コンクールの課題曲の委嘱を受けた。現在、尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。主要作品に《吹奏楽のための音詩「輝きの海へ」》《「マチュピチュ」―隠された太陽神殿の謎》《「ペルセウス」―大空を駆ける英雄の戦い》など。


研究部門/川崎 憲三

川崎 憲三●推薦理由●
ヤマハが管楽器の製作を開始した当初からトランペットの開発を担当。40年以上にわたりトランペットの研究・開発に携わり、ヤマハのトランペットを世界に飛躍させるなど、多くの功績を残す。

●プロフィール●
富山県富山市生まれ。1966年日本楽器製造 株式会社(現ヤマハ株式会社)に入社、管楽器研究課に配属され管楽器技術コンサルタント レナルド・シルキー氏(元シカゴ・シンフォニートランペット奏者、シルキー社社長)指導の下、トランペット他金管楽器の研究・開発スタート。1970年シルキー氏の招きでアメリカ・シカゴに留学。シルキー社で金管楽器製造技術習得のため研修するかたわら、ルーズベルト大学でトランペットをシカゴ・リリック・オペラ首席トム・クラウン氏に師事。1972年エドワード・タール氏が主宰する「トランペットセミナーinヨーロッパ」に参加、ヨーロッパにおけるトランペットと音楽文化の変遷について研鑽を積む。1977年ヤマハ管楽器アトリエを東京・銀座に開設、国内外プレーヤーと身近に接しR&D活動を展開。1988年にはその拠点を米国に移し初代「Xeno」トランペット他金管楽器の開発に成果を挙げる。1998年管楽器研究・開発業務に復帰するとともに後進の指導・育成にも専念する。2008年ヤマハ株式会社退職後も、アトリエ大阪で嘱託として関西金管プレーヤーのサポートや変化するプレーヤーニーズに応えるべくR&D活動を継続し現在に至る。


制作部門/ブレーン株式会社

ブレーン株式会社

●推薦理由●
長年日本の吹奏楽や合唱におけるレコーディングの最前線に立ち、録画、録音を行い多くの実績を残す。また、出版に於ては日本では勿論、日本人が作曲した作品を、外国に発信して日本人の作品をアピールしたりと、国内外問わず、音楽の発展に寄与し続けている。

●プロフィール●
1976年創立以来、ブレーン株式会社は単に音楽ソフトを制作販売するだけではなく、「人と人とのコミュニケーションの仲立ち」にお役に立ちたいと考えてきました。《喜び、感動、笑顔、涙》形のないひとつひとつの瞬間を音楽のなかにとらえることが、私たちの使命だと感じております。これからもCD・DVD・楽譜をはじめ新たなメディアを通じて、世界の子供たちへ音楽の喜びを伝えることを最大の仕事として活動してゆきたいと考えております。


啓発部門/下谷 隆之

下谷 隆之

●推薦理由●
若手作曲家の優れた才能に対し奨励を、日本高等学校選抜吹奏楽大会における支援、また、自社(千修)吹奏楽団によるチャリティーコンサート開催など、永年吹奏楽界に多大な貢献を行ってきた。

●プロフィール●
昭和34年 慶應義塾大学卒業、昭和57年 株式会社千修代表取締役社長就任、平成4年 日本吹奏楽指導者協会 顧問就任、現在は株式会社 千修 代表取締役会長、千修吹奏楽団 団長、日本吹奏楽指導者協会 顧問、日本高等学校吹奏楽連盟 相談役。先代下谷修久が「音楽を通して地域社会への貢献を目的として、昭和34年に職場の吹奏楽団として千修吹奏楽団を発足し、その後JBAの発足当初から協力させていただき、昭和51年にはJBA作曲賞が「下谷賞」と改名され、その後先代から引き継ぎ、「目の不自由な人に光を」をスローガンに昭和41年から今日までチャリティーコンサートを開催、その他、地域のイベントへの参加、また日本で唯一吹奏楽に「バグパイプ」を取り入れ、今日に至っています。


啓発部門/全日本小学校管楽器研究会

全日本小学校管楽器研究会●推薦理由●
小学校の管楽器教育に於けるあり方を推進・啓発を行っており、各6ブロック(北海道・東北・東日本・東海北陸・西日本・九州)に別れ、全国各地で活発な活動をおこなっている。

●プロフィール●
本研究会は、小学校における管楽器を活用した音楽表現の充実、伸展を目指すと共に児童の音楽を愛好する心情を育てることを目的として、平成元年に設立されました。現在、北海道、東北、東日本、東海北陸、西日本、九州の6ブロックで組織され、研究(研究大会開催)、研修(日本吹奏楽指導者クリニック共催)、フェスティバル(各ブロックでの演奏会開催)を3つの柱として活動しています。

特別部門/(故)宮本 輝紀

(故)宮本 輝紀

●推薦理由●
昨年度50周年を向かえ、洛南高等学校吹奏楽部を1967年から39年間顧問として指導、手腕を発揮し輝かしい実績をあげた。引退後も後進の指導育成やコンクールの審査員として尽力、最期まで吹奏楽に情熱を傾け、斯界に多大な功績を遺された。

●プロフィール●
1940年中国北京市生まれ(1945年日本へ引 揚げ)1961京都市立音楽短期大学(現在の京都市立芸術大 学音楽学部)管打楽器科(バスーン専攻)卒業。1962年京都市交響楽団入団(バスーン奏者として5年在籍)1967年洛南高等学校音楽教諭として着任。吹奏楽顧問として39年間指導と指揮を務める。全日本吹奏楽コンクールでは全国大会14回出場し、金賞4回銀賞10回受賞。その他海外遠征をハワイ2回、オーストラリア2回行う。全日本高等学校選抜吹奏楽大会では14回出場し、グランプリ(浜松市長賞)を2度受賞。2006年3月定年退職。2007年〜2009年3月摂南大学外国語学部客員教授。日本各地の中学・高校大学等の吹奏楽部指導や指揮、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストの審査員等にてご活躍された。享年70歳。

過去実績

第32回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第31回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第30回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第29回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第28回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第27回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第26回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第25回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第24回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第23回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第22回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第21回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第20回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第19回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第18回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第17回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第16回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第15回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第14回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第13回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第12回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第11回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第10回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第09回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第08回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第07回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第06回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第05回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞

第04回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第03回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞 

第02回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞     第01回 日本管打・吹奏楽アカデミー賞


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