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 Japan Academic Society of Wind Music

日本管打・吹奏楽学会作曲賞第6回報告

【佳作】山口 哲人/「ヘンリー8世」の音楽より

【作品解説】
シェイクスピアの後期作品「ヘンリー8世」からインスピレーションを受け作曲。曲はT「コルネットの吹奏」U「仮面舞踏」V「戴冠式次第」W「オルフェウスがリュートをとれば」X「華やかなトランペットの吹奏」という主題的関連性のある五曲から成り立っているが、その中の一曲、あるいは数曲を抜き出して演奏することも可能である。

【プロフィール】
東京藝術大学大学院修
了。野田暉行、廣瀬量平の各氏に師事。「21世紀音楽の会」、「New Sound Scape`96〜」会員。第14回神奈川県芸術祭創作コンクール第1位。93年朝日作曲賞。96年文化庁舞台芸術創作奨励特別賞(最高位)。奏楽堂日本歌曲コンクール第16・17回第2位、第18回中田喜直賞。第19回日本歌曲コンクール作曲部門最優秀賞、並びに全音楽譜出版社賞受賞。第14回東京国際室内楽作曲コンクール第2位(1位なし)。第3回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位。東京国際芸術協会第11回TIAA全日本作曲家コンクール第1位。茨城大学准教授。

前川 保/吹奏楽の為の情景詩「清水寺の印象」

【作品解説】
京都の東山にある清水寺。毎年多くの観光客が訪れるこの世界的にも有名な清水寺を歴史とその地に生まれ育った人たちとの会話や印象を音に込めました。
夏の朝6時ころから開門している清水寺を訪れ、その時間帯はまだ観光客で賑わっておらず音羽の滝などはひっそりとしています。目を閉じると風の音と木々の音、そして水の音といった自然の音が広がります。本当にその音羽の滝にいまにも青龍が舞い降りて朝靄の中で水を飲んでいるかのような独特の空気がそこにはあります。その場所でインスピレーションを受けて、現代の清水寺の印象ではなく、タイムスリップしたかのように時間の流れを超えていにしえの都である京の町を表現しました。

【プロフィール】
京都府立桃山高等学校卒業、作編曲は独学。中学在学中から独学で作曲を始める。京都府立桃山高等学校卒業後から京都市内の中学校・高等学校の吹奏楽部の指導に携わり、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテスト、マーチングコンテスト、地域のイベントで作品を発表している。またマーチング指導者としても指導団体を金賞や支部大会出場へと導きコンテデザイン等も行う。
京都市教育委員会派遣吹奏楽部外部指導者、京都市立開睛中学校吹奏楽部音楽監督、京都府立朱雀高等学校吹奏楽部音楽監督常任指揮者、サウンズネット代表
主要作品:わたつみ〜いにしえの海に鳴り渡る鐘の音〜、コンフィッシャー(管打楽器アンサンブル)

渡部 哲哉/望郷の風

【作品解説】
誰にも故郷はあるはずです。今でもそこで生活する人もいれば、都心へと上京し新たな生活をスタートさせている人もいるでしょう。しかし自分自身が持つ故郷はそれぞれ1つ。
時にその故郷の情景を思い出しながら思いにふける事もあると思います。山の見える風景、木の葉が風に揺れて擦れる音、小さな子供たちが元気に遊び回っている姿、そしてその地で生活をしている人間模様…。どれも当たり前にあった事でしょうが、一度離れてみるとそれらはとても新鮮に思えます。
この曲は、そんな故郷の情景をイメージして作曲しました。

【プロフィール】
東京都生まれ。東京コンセルヴァトアール尚美を首席で卒業。卒業演奏会に出演。現在、航空自衛隊中部航空音楽隊コンサートマスター(サクソフォン)。これまでに手がけた作品は作編曲合わせ650曲を数え、その一部は出版され好評を得ている。
JBA下谷賞(2002年)、同佳作入選(20032006年)、自由演奏会作曲コンクール最優秀賞(2004年)、第2回日本管打・吹奏楽学会作曲賞佳作入選。PTNAステップ課題曲選出(2010年)、響宴に4度(VIIIXIXVXVI)選出。日本管打・吹奏楽学会会員。日本吹奏楽指導者協会会員。作曲集団「風の会」会員。

第8回日本管打・吹奏楽学会作曲賞 報告     第7回日本管打・吹奏楽学会作曲賞 報告
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第4回日本管打・吹奏楽学会作曲賞 報告     第3回日本管打・吹奏楽学会作曲賞 報告
第2回日本管打・吹奏楽学会作曲賞 報告     第1回日本管打・吹奏楽学会作曲賞 報告


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